鍵を作成してくれる場所はどこか
住宅用の鍵の本数に関しては、一般的には鍵は新築引き渡しの時に数本渡されますからこの程度で鍵の本数が十分な場合は、特に鍵の作成は必要ないということになります。
しかし、普通は引き渡しの時の鍵本数は3本ですから、四人以上の家族の場合など、不足する事も考えられます。その時は、新規に鍵を作る必要があります。
鍵の作成は、鍵のコピーを作成する業者で頼むこともできますし、メーカーに直接依頼することもできます。
また、新築住宅で最初に入居する時点で、住宅会社や住宅メーカーにお願いすれば、あらかじめ作り置きしてもらえるケースもあります。
コピー屋さんを利用する場合は、もとになる鍵を渡すことにより、それを原型にしてコピーを作成します。ギザギザの鍵の形通りにトレースしながら(鍵の形をなぞりながら)、鍵山のないコピー先を削って作成します。待ち時間は数分です。
装飾のあまりないものであれば費用も安く、一本数百円程度です。ただし、この方法で注意しなければならないのは、コピー元の鍵の鍵山が劣化して丸みを帯びていたり、形が歪んでいたりしている場合には、コピー先の完成度が低くなってしまうことです。
コピー元の鍵の通りに作るわけですから、元となる型がしっかりした状態でないと、そっくりそのまま壊れている部分まで忠実にコピーされてしまうのです。こうなると、場合によってはその合い鍵ではドアが開かない可能性があります。
それで、コピーを作成する場合には、出来るだけ鍵の状態が新品に近いうちに作るとよいでしょう。
ギザギザ型の鍵の他にも、近ごろピッキング問題への罪への解決をしたディンプルタイプの鍵が開発されています。
この鍵の場合、コピー屋さんでは、作ることができませんから、メーカーに直接依頼することになります。実際にどういった方法でコピーを作成するのかは、厳格な企業秘密になっていますので、我々が知ることは出来ません。