これからの物流の仕組み作り

食料品から家電製品に至るまで、近ごろのインターネット通販の普及により、運送会社の存在が重要とされてきています。ネット通販はとても便利で多くの人に使用されるようになってきましたが、指定の時間にきちんと配送されるということが、とても重要になっています。そのために、運送会社は物流倉庫を作ったりし、素早く宅配できるよう工夫を凝らしています。こうした工夫の結果、注文したその日に自宅に運送可能になり、とても有用性が向上してきています。

しかし、こうして利用者には便利になってきていますが、運送会社にとってはかなりの負担となりますし、環境へも負荷がかかることになります。

日本国内での運送の多くは、トラックで行われています。トラックは船や鉄道に比べ、早く運送できるメリットはありますが、トラック一台にて運ぶことができる荷物の数は限られています。

また、鉄道や船は小回りが利かないのですが、一度に大量の荷物を運搬できますし、環境にも優しいのが特徴です。もちろんコストなども、トラックに比べれば割安です。

このような理由から業者間の取引では、鉄道および船の輸送は見直され、多くの業者に利用されています。特に鉄道輸送に多く、一時期鉄道輸送は危機的な状態でしたが、最近は多くの業者が利用しています。コンテナをそのまま鉄道に搭載して利用するなど、運送業者の見方もどんどん変わってきています。

ところが、こうした鉄道輸送は、どうしても時間がかかってしまうとの理由で、注文した品物が早く欲しいという要求を果たすことが難しいのです。

よって、こうしたインターネット通販では、いまだにトラック輸送が大抵なのが現状です。利用者がもう少し時間に余裕があれば、インターネット通販の運送にも鉄道や船が利用され、環境にも優しくなりますし、輸送コストも低下して送料も下がると思います。現にこんなに早く荷物が届くのは日本だけで、ほかの国では、先進国でも翌日に荷物が届くことはそれほどありません。日本の運送会社は、そのくらい優秀なのです。